「住宅ローンの金利が上がった」というニュースを見て、「これから家を買う場合、毎月の返済額はどれくらい変わるんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンは、金利が少し変わるだけでも、借入額や返済期間によっては総返済額に大きな差が出ます。
この記事では、そもそも金利とは何なのか、今回の金利上昇で何が変わるのかを分かりやすく解説します。
さらに、4,000万円・5,000万円の住宅ローンを例に、金利が上昇した場合に返済額がどのくらい変わるのかもシミュレーションしてみます。
そもそも金利とは?
金利とは、簡単にいうと「お金を借りるときにかかる利息の割合」のことです。
住宅ローンでは、借りた金額に対して金利が何%になるかによって、毎月の返済額や最終的に支払う総額が変わります。
例えば、4,000万円を住宅ローンで借りる場合、金利が低ければ支払う利息は少なくなります。一方で、金利が高くなるほど支払う利息も増えていきます。
そのため、住宅ローンを組むときには「いくら借りられるか」だけでなく、「何%の金利で借りるのか」も非常に重要です。
2026年9月、住宅ローン金利はどうなった?
2026年9月は、住宅ローン金利の上昇が目立っています。
例えば、三菱UFJ銀行では2026年9月の新規借り入れ向け変動金利が年1.195%となり、前月から0.25ポイント引き上げられました。三井住友銀行でも変動金利が0.25ポイント引き上げられています。
また、固定金利についても大手銀行5行が9月適用分を引き上げています。
ただし、すべての銀行が同じように金利を引き上げているわけではありません。銀行によって据え置きとなっているケースもあるため、住宅ローンを検討する際は、希望する金融機関の最新金利を確認することが大切です。
今回の金利上昇で何が変わる?
住宅ローンの金利が上昇すると、これから住宅ローンを組む人だけでなく、すでに住宅ローンを組んでいる人にも影響する可能性があります。
特に注意したいのが「変動金利」です。
変動金利は、金融機関が定める基準金利などの影響を受けて、借入後の適用金利が変わることがあります。
金利が上昇すれば、同じ金額を借りたとしても、毎月の返済額や最終的に支払う利息が増える可能性があります。
例えば4,000万円や5,000万円といった大きな金額を長期間借りる住宅ローンでは、わずかな金利差でも総返済額に大きな差が出ることがあります。
では、実際にどのくらい返済額が変わるのでしょうか?
「4,000万円借りた場合、返済額はどれくらい変わる?」
ここでは、住宅ローンを35年返済・元利均等返済・ボーナス払いなしと仮定して、金利が変わると返済額がどのくらい変わるのか見てみます。
まず、4,000万円を35年ローンで借りた場合を比較してみます。
金利0.5%の場合、毎月の返済額は約10.4万円、総返済額は約4,361万円となります。
一方、金利が1.0%になると、毎月の返済額は約11.3万円、総返済額は約4,742万円です。
金利が0.5%上昇するだけで、毎月の返済額は約9,000円、総返済額では約381万円も増える計算になります。
| 金利 | 月々の返済額 | 総返済額 | 利息総額 |
| 0.5% | 約10.4万円 | 約4,361万円 | 約361万円 |
| 1.0% | 約11.3万円 | 約4,742万円 | 約742万円 |
| 1.5% | 約12.2万円 | 約5,144万円 | 約1,144万円 |
| 2.0% | 約13.3万円 | 約5,565万円 | 約1,565万円 |
5,000万円借りた場合、返済額はどれくらい変わる?
続いて、5,000万円を35年・元利均等返済・ボーナス払いなしで借りた場合を見てみます。借入額が1,000万円増えるだけでも、金利上昇による影響はさらに大きくなります。
| 金利 | 月々の返済額 | 総返済額 | 利息額 |
| 0.5% | 約13.0万円 | 約5,451万円 | 約451万円 |
| 1.0% | 約14.1万円 | 約5,928万円 | 約928万円 |
| 1.5% | 約15.3万円 | 約6,431万円 | 約1,431万円 |
| 2.0% | 約16.6万円 | 約6,957万円 | 約1,957万円 |
変動金利と固定金利、どちらを選ぶ?
住宅ローンの金利には、大きく分けて「変動金利」と「固定金利」があります。
変動金利は、借入後に金利が変動する可能性がある一方、一般的に固定金利よりも低い金利でスタートすることが多いのが特徴です。
一方、固定金利は借入期間中の金利が固定されるタイプで、将来的な金利上昇の影響を受けにくいというメリットがあります。
そのため、現在のように金利上昇が注目されている時期には、「低い変動金利を選ぶか」「返済額を固定して安心を取るか」を考えることが重要になります。
どちらが正解というわけではなく、収入や貯蓄、借入額、返済期間などによって適した選択は変わります。
今から住宅ローンを組む人はどう考えるべき?
金利が上昇している状況では、「今は住宅ローンを組まない方がいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、金利が上がったからといって、必ずしも住宅購入をやめる必要があるわけではありません。
大切なのは、現在の金利だけを見るのではなく、金利がさらに上昇した場合でも無理なく返済できる借入額に抑えることです。
特に変動金利を選ぶ場合は、「今の返済額なら大丈夫」ではなく、金利が上昇した場合の返済額まで考えておくことが重要です。
住宅ローンは数十年にわたって返済していくものだからこそ、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。
実際に住宅購入を検討している私が感じたこと
私自身も現在、住宅購入を検討しており、実際に住宅ローンについて調べています。
最初は「毎月いくら返済できるか」を中心に考えていましたが、金利について調べていくうちに、金利が少し変わるだけでも総返済額が大きく変わることに気付きました。
特に4,000万円、5,000万円といった大きな金額を借りる場合は、現在の金利だけで判断するのではなく、「もし金利がさらに上がったらどうなるか」まで考えておく必要があると感じています。
これから住宅ローンを組む方は、今の金利だけを見て「これなら払えそう」と判断するのではなく、将来的な金利上昇にもある程度余裕を持った返済計画を立てることをおすすめします。
住宅ローンは、数十年にわたって返済していく大きな買い物です。
だからこそ、今の金利だけを見て判断するのではなく、金利が上昇した場合でも無理なく返済できるかを考えておくことが大切だと感じました。
まとめ|金利上昇だからこそ無理のない返済計画を
今回の金利上昇によって、住宅ローンを取り巻く環境は少しずつ変化しています。
特に変動金利で住宅ローンを組む場合は、現在の返済額だけで判断するのではなく、将来的に金利が上昇した場合の返済額まで考えておくことが重要です。
今回のシミュレーションでも、4,000万円を35年で借りた場合、金利0.5%と1.0%では総返済額に約381万円の差が出ました。
5,000万円の場合では、その差はさらに大きくなります。
金利上昇は不安なニュースではありますが、必要以上に怖がるのではなく、「金利が上がっても返済できる借入額なのか」を考えるきっかけにすることが大切だと思います。
これから住宅ローンを組む方は、複数の金融機関の金利を比較し、自分の収入や貯蓄に合った無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
※返済額は、元利均等返済・35年・ボーナス払いなしで試算しています。実際の返済額は、金融機関や借入条件などによって異なります。

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